院長コラム5

家族と心の形成

私たちの心は、子供の頃、両親に育てられて受けた影響を、現在まで持っていると考えられます。

小さい頃受けた影響は、大きくなってから受けた影響よりも根深く残っています。

典型的なモデルですと、父親から「父性」なるものの影響を受けます。権威、ルール、理論、能動性などです。

一方母親から「母性」なるものの影響を受けます。ケア、情緒、受動性などです。

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人間の心には、男性的な部分と女性的な部分があり、その比率や内容など人により様々です。

現実は、必ずしも父親から「父性」の影響を受けず、母親から受けることもあるでしょう。

また兄弟(同胞)とは、ともに遊ぶ仲間でありながらライバルでもあります。大好きであるとともに、親の愛を取り合ったり、能力やステイタスを競ったりします。容姿が良い兄弟や、優秀な兄弟がいるとつらいものです。

どういう両親にどう育てられたか、兄弟とどう過ごして来たのかが、私たちの心の形成に影響を与えるのです。

それが私たちの財産であり、足かせでもあるのです。

両親から愛情深く育てられた人は、自分に自信がもてることが多いですし、両親がカレーライスにソースをかけていると、子供はカレーにソースをかけることが当然だと思って育ちます。その延長で、どうしても学歴や肩書き、ブランドなどにこだわってしまったり、金銭や外見に過度に執着してしまったりすることもあるでしょう。

そういう部分が、現在の苦しみの原因になっていることは多々あると思います。我々はそういう部分を自覚し、改善の努力をしていくことで変化してゆけると思います。
それは、過去に受けた影響によるゆがみからのバランスの回復とも言えます。



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